お前らのプレゼン資料は本当にクソだな
忙しい日々が続いている。
仕事柄、資料を目にする事が増えた。
それはプレゼン用の資料だったり、マニュアルとしての使用を見据えた取扱説明書のようなマニュアルだったり、こいつが作ったあいつが作ったゲロ吐きそうな資料を腐る程見てきた。
俺は元々pptがあまり好きじゃない。正直見ただけでpptと分別できるくらい、嫌悪感を抱いている。
そんな状況だけで十分頭痛がするというのに、それでもあいつらは嬉々としてpptを使う。
まるでマラソンの中継地点のように、JPEGもPNGもexcelもWordもpptにペタペタ貼り付ける。
あいつらは隙あらば自分語りのようにメイリオを多用するし、暇さえあればグラフをぶち込む。
それも立体グラフでぶちこむ。
年代別好きなうまい棒ランキンググラフの資料はうんざりだった。うまい棒の形は棒型だから棒グラフを使ったらしい。明太子味を好きな割合は多いという。知るかそんなデータ。
デザイン性も考えず「とりあえず生!」くらいの軽い気持ちで文字は右詰めにするし、
ドブ水のような色をしたワードアートをドヤ顔で入れ込む。そしてスライドショーで見せつけてくる。
「これ、スピンしながら出てくるんだぜ?結構気に入ってんだよな」
フラットデザインis DEADの瞬間である。AppleもGoogleも、こいつの前では何の価値も持たない。
フォトショが使えないからと言って何故かpptで画像編集を始めるし、赤黄オレンジが散りばめられたそのスライドはどこが重要なのか全く頭に入らなかった。不思議とスペイントマト祭り映像を彷彿とさせた。
「なんかさー、最近ppt重くね?開けねえンだわ」
頼むからもうそのクソみたいなファイルで埋め尽くされたデスクトップを閉じて電車に乗って海の見える丘の上の小さな上で余生を欲しい。
一生あなたの世界という井戸の中から出てこないで欲しい。
あなたの世界の中でpptは神であり、万物の母だ。
あなたはppt無しでは生きられず、また世界もpptを巡って戦争を続けているのだろう。
あなたはWindowsに人生をレイプされ、洗脳され、そしてpptと共に死んでいくのだ。
その葬式の遺影データも、きっとpptで白黒加工するのだろうな。
「うーん、いいですね!これこそ課長の仕事、という仕上がりです!
このワードアートすごくクールですよ!デザインもスタイリッシュでAppleやGoogleの近年の
デザインに似てますね!アンテナの鋭さ、尊敬しています!」
お前らのプレゼン資料は、本当にクソだな
日本人のプレゼン資料は「線」が多すぎる | プレジデントオンライン
天性のネタ振り大好き人間なので、大事なプレゼンの最中でも「からの?」ってガヤこないかソワソワしちゃう
— サバト (@sabachaaan) 2019年1月6日